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『花蝶風月 読書ノ記録』 http://book.sorachi.lolipop.jp/
管理人 : そらち

各作品のカテゴリ分けは私の独断と偏見です。いい加減です。
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花蝶風月 読書ノ記録

ネタバレへの配慮はほとんどありませんのでご注意ください。
『第五番』 久坂部羊
久坂部 羊
幻冬舎
(2012-02-10)

 大学病院皮膚科の准教授・菅井のもとに送られてきたひとりの患者。その病変は「カポジ肉腫」と似ていたが、調べてみるとウイルスはまったくの別ものだった。一方、ウィーンで日本人会診療所の医師をしている為頼は、ある人物と意外な再会を果たすが……。

『無痛』の続編とも言える作品。読みはじめる前は気にならなかったカバーのぼつぼつが、読んでいるうちに話の内容と相まって、気持ち悪くなってきました……。この装丁は秀逸。
 ストーリーが進んでいくにつれ、登場人物の使い捨てが気になりました。特にサビーネとサトミはなあ。サビーネのシーンはなくても問題なさそうだし、サトミもあれでは再登場した意味があまりない気がする。そのせいか、全体的にどこか散漫な印象を受けたのが少し残念です。
 とはいえ、医療が持つ矛盾や、「新型カポジ肉腫」の特性、「メディカーサ」の陰謀などとても興味深く読めました。原因は健康食品、しかも治療をすればするほど悪化するってもう……。
 今回もラストはまたホラーチックで、ぞっとしました。
| 現代小説 | 20:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
『無痛』 久坂部羊
久坂部 羊
幻冬舎
(2006-04)

 見ただけで症状がわかる、医師の為頼。ある日、彼は精神障害児童の施設に勤める臨床心理士の高島菜見子からある相談を受ける。施設の子どものひとりが、凄惨な一家四人惨殺事件の犯人は自分だと告白したらしく……。

 全体的にグロい部分がとても多く、耐えられなくて読みとばしたシーンもありましたが、それでもおもしろくて一気読みでした。
 クライマックスからラストにかけて、やや唐突な感じは否めませんでしたが、このすっきりとしない感じが妙に現実的でした。刑法39条や医師の治療についてもいろいろ考えさせられました。そう簡単に答えでる問題ではないし、作中でも明確な答えは出てこないんだけど、もし自分だったらと考えずにはいられない。
 ラストはラストでとてもホラーでした。
| 現代小説 | 20:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
『乙女ゲーの攻略対象になりました…。2』 秋目人
「騎士プ」がほんと癒しだった、シリーズ二巻目。
 俺ルートを回避しようと奮闘するのに、その行動がことごとく裏目に出ているのがもう……! 何度か死の危険に遭遇しているのに、主人公の語り口があくまでも軽いので読んでいて楽しい。
 しっかし相当難易度高いよねこのゲーム! 隠し多いし、ランダム要素も結構あるみたいだし、一歩間違えれば死ぬし。主人公の肩をぽんっと叩いて「イキロ」って言いたくなるね!
 俺ルートでも無事に生き残れるトゥルーEDがあると信じておりますので、主人公にはがんばっていただきたく。ルート回避をあきらめて、もうトゥルー目指した方がはやいんじゃねえの? 思わなくもないんですが、この時点では生き残れるEDがあるかどうか確証はないのよね……。FDで補完、というオチだったら泣けるねこれね。
 次巻も楽しみです。……出てくれるといいんですが。
| ライトノベル(少年系) | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
『ひみつの陰陽師3 みっつ、三日夜の餅をあなたと』 藍川竜樹
 シリーズ三巻目。
 巻を重ねるごとに右近がかわいそうな人になっていって、私は…私は……(笑)。右近さん、スペックは高いのにね……ほんとどうしてこんな残念な人になってしまったのか。
 真澄と玲雅の微妙な距離感がやたらとツボでした。誰にも言えない秘密を抱える真澄と、その秘密を知っていながら、真澄から打ち明けてくれるのを待っている玲雅と。お互い一歩踏み出せば解決する問題なのに、今の関係を壊すのがこわくて踏み出せない。そのくせ、ふたりの間に流れる空気は甘くて、これは覗き魔でなくてもにやにやするわ!
 次巻は一巻目に出てきたあの人が再登場しそうな感じなので、これもまた楽しみです。
| ライトノベル(少女系) | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
『英雄の占星術師』 華宮らら
 抜群の観察力と推理力を持つ占星術師のレヴィットは、ならず者たちに囲まれていたところを海軍将校のアーツに助けられた。彼に興味を持たれてしまったレヴィットは、アーツに連れられてある会合に出席することに。そこに集まっていたのは、新政府の重要な役職に就く面々で……?

 全体的にあっさりと都合よく進みすぎているなーという感じはするものの、いい相棒ものでした。
 正反対に見えるアーツとレヴィットのやりとりが楽しい。優秀な副官おいしいです。個人的な好みを言うと、アーツの人たらしっぷりがもうちょっと前面に出てもよかったかなという気はします。とはいえ、ふたりで海賊の本拠地に乗り込んで……の辺りは読んでいてとてもわくわくしました。
 海、軍服、魅力的な男たち、男装の麗人……と、私の好きなものがこれでもか! というぐらい詰まっている作品でしたので、次巻も楽しみにしたいところ。モスがなーなんかやらかしてくれそうなんだよなー。
| ライトノベル(少女系) | 20:17 | comments(0) | trackbacks(0) |